🧭 はじめに
「ほかす」や「ほる」は、関西で「捨てる」という意味の言葉です。
でもこの表現、関西以外の人にはまったく違う意味に聞こえることも。
たとえば「ほっといて〜」と言われたら、
関東では「無視して」「そのままにしておいて」「気にしないで」と
受け取られることがありますが、関西では「捨てて」という意味で使われます。
つまり、文脈によっては真逆の行動になるので、誤解にご注意!
特に買い物や片付けの場面では、意味の違いに気をつけましょう。

🔍 標準語 vs 関西弁:「捨てる」の言い方の違い
🗾 標準語の言い方
✅️ 表現
捨てる(suteru)
✅️ 例文
🔸それ、捨てておいて〜
(捨てておいてください)
🎯 関西弁の言い方
✅️ 表現
ほかす/ほる(hokasu / horu)
✅️ 例文
🔸それ、ほっといて〜
(捨てておいて)
💡 関西人の「ほっといて」は“そのままにする”じゃなくて“捨てる”!
💬 よく使う「ほる」「ほかす」の会話フレーズ例
関西弁
1️⃣ もうそれいらんから、ほっといて〜
Mō sore iran kara, hottuitee~
2️⃣ この紙、ほかしといてくれる?
Kono kami, hokashitōite kureru?
3️⃣ ゴミ箱にほっといて!
Gomibako ni hottoite!
4️⃣ それ、ほかさんといてな
Sore, hokasantoitena
共通語
1️⃣ それはもう必要ないから、捨てておいて〜。
2️⃣ この紙、捨てといてくれる?
3️⃣ ゴミ箱に捨てといて!
4️⃣ それは捨てないでね。