🧭 はじめに
関西弁で「〜〜ない」と否定するとき、よく使われるのが「〜〜へん」や「〜〜ひん」。
これは話し言葉で自然に使われ、日常会話では欠かせない表現です。
動詞の種類によって使い分けがありますが、ニュアンスは「できない」「しない」など、
標準語と同じ否定の意味を持ちます。
たとえば「行かない」は「行けへん」、「しない」は「せえへん」、
「できない」は「できひん」など、関西では当たり前に耳にする表現ばかり。
初めて聞くと少しびっくりするかもしれませんが、慣れるとリズム感があってかわいい表現です。

🔍 標準語と関西弁の「ない」表現の違い
🗾 標準語の言い方
✅️ 例文
🔸もう食べられないよ。(Mō taberarenai yo.)
🔸こんな難しい問題、できないよ。(Konna muzukashii mondai, dekinai yo)
🎯 関西弁の言い方
✅️ 例文
🔸もう食べられへん。(Mō taberarehen.)
🔸こんな難しい問題、できひん。(Konna muzukashii mondai, dekihin.)
💡 「〜へん」は五段動詞に、「〜ひん」は一部の可能表現などに使われることが多いで!
💬 よく使う「~へん、~ひん」の会話フレーズ例
関西弁
1️⃣ まだ宿題、やってへんねん。
Mada shukudai, yattehen nen.
2️⃣ あの子、最近学校こんへんねん。
Ano ko, saikin gakkō konhen nen.
3️⃣ そんな高いもん、買われへんわ!
Sonna takai mon, kawarehen wa!
共通語
1️⃣ まだ宿題やってないよ。
2️⃣ あの子、最近学校に来ないんだよ。
3️⃣ そんな高いものは買えないよ!